学校長挨拶

 美しき里、ここ美里の丘にも若葉が萌え、さわやかな初夏の風が感じられる季節になりました。
 この度、沖縄県立美里高等学校の第19代校長に就任しました高島勇治と申します。どうぞよろしくお願い致します。
 平素より、本校の学校運営、教育活動につきまして多大なるご理解とご協力を賜り心より感謝申し上げます。おかげを持ちまして、去った3月1日には194名が卒業し、昭和56年3月1日の第1回卒業式からの卒業生は11,389名になりました。多くの卒業生の皆さまにおかれましては社会への貢献とご活躍に対して、そして、これまで美里高校に赴任された歴代の校長と教職員のご指導等に対して心より敬意を表したいと思います。
 令和5年度の在校生538名については、少子高齢化、高度情報化、グローバル化、価値観の多様化、アフターコロナなど社会の変化が早い時代に対応した教育が急務となっています。美里高校では、このような状況に対応できる人材を育成すべく、生徒が安心安全に学習できる環境を整えて教科指導を実践し、職業観や仕事観の育成に関するキャリア教育、生徒の主体性や探究心を育てる特別活動や部活動等に取り組んでいます。また、昨年度より本校の敷地内に美咲特別支援学校美里高校分教室が設置され、共生社会の形成に向
けた取り組みも始まっています。美里高校の生徒と分教室の生徒に対しては、同じ空間で学ぶ生徒として一人ひとりの個性を尊重し、柔軟でしなやかな対応とコミュニケーションのできる資質と能力を高めることを目標に、日々の交流や特別活動等の指導を充実、改善させていきたいと考えております。
 新型コロナ感染症の影響はまだ残りますが、保護者をはじめ同窓生や地域の関係者のお力添えを頂きながら、今後とも美里高生、分教室の生徒の健やかな育成、教育に努力して参ります。何卒、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


令和5年5月1日
沖縄県立美里高等学校
校長 高島 勇治